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Skypeの歴史:「無料電話」の先駆者からMicrosoft傘下へ

どうも、管理人です。

 

Skypeロゴ

 

Skype(ウェブ版、アカウント作成かサインイン必須)は、2003年の最初のリリース以来、無料で電話番号(Skype番号)を発行し、インターネット経由での音声通話やビデオ通話ができる画期的なサービスとして、多くのユーザーに親しまれてきました。

今回は、Skypeの誕生からその後の発展、Microsoftに買収された後の変遷についてわかりやすくまとめてみました。

誕生

Skypeは、2003年にエストニアのソフトウェア開発者アーティ・ヒンリクス、ヤーン・タリン、スウェーデン人起業家のニクラウス・ゼンストロム、デンマーク人起業家のヤヌス・フリースらによって設立されました。

このプロジェクトは、ピアツーピア(P2P)ネットワーク技術を利用した音声通話サービスとしてスタートし、多くのユーザーに無料通話を提供するという、当時としては極めて野心的な目標を掲げていました。

Skypeの技術は、Kazaaと呼ばれるファイル共有ソフトのP2P技術をベースにしており、高品質な音声通話をインターネット上で提供することができました。同じ年の8月29日に最初のベータ版が公開されると、インターネットを介してクリアな音声で通話ができる新しさから、瞬く間に人気を集めました。

成長と世界的な普及

その後、翌2004年までに世界中で数百万回以上もダウンロードされました。当時、電話代を大幅に節約できるインターネット電話という斬新なアイデアが、多くの人々の間で話題となり、急速に広まったのです。さらに、2005年にはビデオ通話機能が追加され、音声だけではなく、顔を見ながらのコミュニケーションもできるようになりました。

のちのアップデートでは、Skypeから一般の電話番号に通話したり、一般の電話からSkypeで着信を受けたりすることもできるようになりました。これにより、個人間の利用にとどまらず、ビジネス用途でも利用されるようになりました。

なお、2005年には、大手eコマース企業のeBayが、eBayユーザーの商取引にSkypeを利用できるようにする狙いから、26億ドルでSkypeを買収していますが、思ったほどのシナジー効果は得られず、売却しています。

Microsoftによる買収

そして、2011年、Microsoftは85億ドルでSkypeを買収することを発表しました。Microsoftにとって過去最大規模の買収です。MicrosoftはSkypeを自社のサービスと統合し、WindowsやOfficeといったプラットフォームに組み込むと同時に、Microosftの企業向け製品である「Lync」とも統合することで、Skypeをビジネス向けコミュニケーションツールとしても活用することを目指しました。(2015年に「Skype for Business」として新たに登場)

この買収後、SkypeはWindowsに標準で同梱されるようになり、Windowsユーザーが容易に利用できるようにしました。さらに、XboxやOutlookといった他のMicrosoft製品との連携、ビデオ通話やチャットの機能強化などのアップデートが、次々と行われました。

現状と競争環境

2020年に世界的なパンデミックが発生すると、リモートワークが急速に普及し、オンラインでの会議や打ち合わせが一般的になりました。これにより、ZoomやGoogle Meetなどの競合サービスが台頭したことで、Skypeの市場シェアは次第に縮小しました。

Microsoftも、Skypeとは別に「Microsoft Teams」をリリースし、Office 365(現:Microsoft 365)とのシームレスな連携機能や、ビデオ会議、チャット、ファイル共有機能などをリリースしたことで、Skypeに代わって普及するようになりました。

これにより、ビジネス向けにはTeamsが主要な役割を担うことになったため、Skypeは魔では、主に個人ユーザー向けのサービスとしての位置づけが強まり、特にカジュアルな通話やビデオ通話ツールとして利用されるようになっています

まとめ

Skypeは、インターネット通話やビデオ通話の先駆的な存在であり、長年にわたって多くのユーザーに愛用されてきました。eBayやMicrosoftといった大企業の下での買収による環境変化や、他の競合サービスの台頭にもかかわらず、Skypeは今も多くの人々に利用されています。
最近では、Teamsという新しいコミュニケーションツールにその役割の一部が引き継がれた一方で、個人向けのコミュニケーションツールとして根強く利用されています。Skypeの歴史は、インターネット技術の進化と、それに伴うコミュニケーションの変革を象徴していると言えそうです。

今回はここまでです。